ウェイト版タロット「16.The Tower(塔)」|原典・和訳・意味・生命の樹
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※本サイトは、A. E. Waite 著『The Pictorial Key to the Tarot(1910年・Wikisource公開版)』を基準に、内容を理解・整理するための備忘録として作成しています。
タロットには流派や解釈、逆位置や色彩の意味など、さまざまな考え方があるため、まずは原典を基準に読み、自分なりのルールや解釈を整理することを目的としています。
日本語訳や語句の補足、一部の解説については、Google翻訳およびChatGPTを補助的に活用しながら、私が理解しやすい形で再編集している箇所があります。
そのため、本サイトの内容は原典の紹介と個人的な学習・整理を目的としたものであり、一つの参考資料としてご覧ください。
※今後は、A. E. Waite の原典を基準に整理した独自のルールに基づき、ウェイト版タロットのみを使用した占いを行う予定です。
16.The Tower(塔)
※カードを逆さまに配置したことによって意味が変化するという解釈や、カードの色彩に意味を与える体系的な記述は原典に見られないため、本サイトでは採用していません。

16.The Tower(塔)
原典:『The Pictorial Key to the Tarot』(Wikisource公開版)
「16.The Tower(塔)」占い上の意味の原文(英語原文)
16. The Tower.—Misery, distress, indigence, adversity, calamity, disgrace, deception, ruin. It is a card in particular of unforeseen catastrophe. Reversed: According to one account, the same in a lesser degree; also oppression, imprisonment, tyranny.
「16.The Tower(塔)」原文語句の「占い上の意味〈Divinatory Meanings」と「逆向き〈Reversed〉」
16
塔
The Tower
「16.The Tower(塔)」日本語訳「占い上の意味〈Divinatory Meanings」
| 原文 | 直訳に近い訳 | 補足 |
|---|---|---|
| Misery | 苦悩・悲惨 | 深い苦しみや不幸な状態を意味します。 |
| Distress | 苦難・困窮 | 精神的または生活上の大きな困難を指します。 |
| Indigence | 貧困・困窮 | 経済的に苦しい状態を意味します。 |
| Adversity | 逆境・不運 | 困難や不利な状況を指します。 |
| Calamity | 災難・災害 | 大きな不幸や突然の災いを意味します。 |
| Disgrace | 不名誉・恥辱 | 名誉や評価を失うことを指します。 |
| Deception | 欺瞞・偽り | 人を欺く行為や隠された事実を意味します。 |
| Ruin | 破滅・崩壊 | 築いたものが失われる状態を指します。 |
| Unforeseen catastrophe | 予期せぬ大災害 | 突然起こる予想外の破局を意味します。 |
「16.The Tower(塔)」日本語訳「逆向き〈Reversed〉」
| 原文 | 直訳に近い訳 | 補足 |
|---|---|---|
| The same in a lesser degree | 同じ意味だが程度が軽い | 正位置と同様の出来事が、より小さい規模で現れることを意味します。 |
| Oppression | 抑圧・圧迫 | 自由を奪われ苦しい状況に置かれることを指します。 |
| Imprisonment | 投獄・拘束 | 身体的または精神的に自由を制限される状態を意味します。 |
| Tyranny | 暴政・専制 | 権力による不当な支配を指します。 |
「16.The Tower(塔)」原典語句から見る私なりの解釈
「16.The Tower(塔)」は、苦難・困窮・逆境・災難・崩壊など、これまで築いてきたものが突然揺らぎ、大きな変化を迎える出来事を象徴していると私は考えています。
また、予期せぬ災害や破局という意味から、自分では避けられない急激な変化や、隠されていた問題が表面化することを示していると考えています。一方で、圧迫・拘束・支配という意味から、変化を受け入れられず古い状態に縛られることで、苦しみが長引く可能性も表していると考えています。
Reversedの記述と意味「逆向き〈Reversed〉」として解釈
※占い上の意味の原文(英語原文)には 「Reversed」 の項目はありますが、「なぜ逆位置になるのか」「どのようなルールで逆位置を扱うのか」といった説明は原典には記載されていません。そのため、現在広く用いられている「カードの向きによって意味が変わる」という体系は、原典そのものよりも、後世の占術家や実践者によって発展・体系化された解釈であると考えられます。
タロットの「逆向き(Reversed)」は、カードの向きそのものが意味を変えるものでないと考えています。
カードにはそれぞれ象徴(意味の核)があり、その象徴が「Divinatory Meanings(占い上の意味)」は「自然に働いている状態」と「Reversed(逆の意味・逆の場合)」は「うまく働いていない状態」があります。
そのため実際の読み方では、カード単体の向きだけで決めるのではなく、展開された全体の流れや状況を見ながら、その象徴がどの状態にあるかを判断します。
周囲のカードが前向きなカードで一致しているのか不一致や、停滞・流れの乱れなのかを見ていきます。
つまり、意味そのものが反対になるのではなく、同じ象徴が「整っているか」「崩れているか」の違いとして見ます。
「16.The Tower(塔)」カバラ生命の樹との対応
※生命の樹とタロットの対応にはさまざまな考え方があります。本ページでは、複数の公開資料を参考に、独自に整理した対応を掲載しています。

「16.The Tower(塔)」の原文(英語原文)「カードの絵柄説明〈Description〉」と「ウェイトによる解説〈Commentary〉」
0
ZERO
The Fool
Occult explanations attached to this card are meagre and mostly disconcerting. It is idle to indicate that it depicts ruin in all its aspects, because it bears this evidence on the surface. It is said further that it contains the first allusion to a material building, but I do not conceive that the Tower is more or less material than the pillars which we have met with in three previous cases. I see nothing to warrant Papus in supposing that it is literally the fall of Adam, but there is more in favour of his alternative—that it signifies the materialization of the spiritual word. The bibliographer Christian imagines that it is the downfall of the mind, seeking to penetrate the mystery of God. I agree rather with Grand Orient that it is the ruin of the House of Life, when evil has prevailed therein, and above all that it is the rending of a House of Doctrine. I understand that the reference is, however, to a House of Falsehood. It illustrates also in the most comprehensive way the old truth that “except the Lord build the house, they labour in vain that build it.”
There is a sense in which the catastrophe is a reflection from the previous card, but not on the side of the symbolism which I have tried to indicate therein. It is more correctly a question of analogy; one is concerned with the fall into the material and animal state, while the other signifies destruction on the intellectual side. The Tower has been spoken of as the chastisement of pride and the intellect overwhelmed in the attempt to penetrate the Mystery of God; but in neither case do these explanations account for the two persons who are the living sufferers. The one is the literal word made void and the other its false interpretation. In yet a deeper sense, it may signify also the end of a dispensation, but there is no possibility here for the consideration of this involved question.
「16.The Tower(塔)」日本語解釈「カードの絵柄説明〈Description〉」
※Google翻訳やChatGPTを補助的に活用しながら、原文の内容を私が理解しやすいよう整理・解釈したものです。
16
ⅩⅥ
The Tower
このカードに付随する秘教的な解釈は乏しく、その多くは困惑させるものです。
このカードがあらゆる意味における破壊を描いている、と示すことには意味がありません。なぜなら、そのことは表面上すでに明らかだからです。
さらに、このカードには最初の「物質的な建造物」への暗示が含まれているとも言われています。
しかし私は、この塔が、これまで三つの例で見てきた柱よりも、特別に物質的であるとも、逆に物質的でないとも考えていません。
パピュス(Papus)が、これを文字通り「アダムの堕落」であると考える根拠は見いだせません。
しかし、彼が示した別の解釈、つまり「霊的な言葉が物質化したこと」を意味するという説の方には、より多くの可能性があると思います。
書誌学者クリスチャン(Christian)は、これを神の神秘へ入り込もうとした精神の崩壊であると考えています。
私はむしろ、グランド・オリエント(Grand Orient)の解釈に同意します。
それは、悪が内部で支配するようになった時の「生命の家」の崩壊であり、何よりも「教義の家」が引き裂かれることを意味しています。
ただし、私が理解するところでは、ここで示されているのは「偽りの家」への言及です。
またこのカードは、次の古い真理を最も包括的な形で示しています。
「主が家を建てるのでなければ、それを建てる者たちの労苦はむなしい。」
「16.The Tower(塔)」日本語解釈「ウェイトによる解説〈Commentary〉」
※Google翻訳やChatGPTを補助的に活用しながら、原文の内容を私が理解しやすいよう整理・解釈したものです。
この破局は、ある意味では前のカードからの反映であると言えます。
しかし、それは私がそこで示そうとした象徴の側面からではありません。
より正確には、これは類似関係の問題です。
一方は物質的・動物的な状態への転落に関係し、もう一方は知的な側面における破壊を意味しています。
塔は、傲慢さへの罰、そして神の神秘へ入り込もうとした知性が打ち倒されることとして語られてきました。
しかし、どちらの説明であっても、実際に苦しんでいる二人の人物について説明することはできません。
一人は、文字通りの「言葉」が無効にされた姿であり、もう一人は、その言葉に対する誤った解釈を表しています。
さらに深い意味では、このカードは一つの時代や秩序(dispensation)の終わりを意味することもあります。
しかし、この複雑な問題については、ここで詳しく考察する余地はありません。
ウェイト版タロットデッキ【正規品】
本サイトでは、A. E. Waite の『The Pictorial Key to the Tarot』をもとに、ウェイト版タロットの象徴や解説を整理しています。
私が使用するウェイト版タロットデッキ【正規品】です。

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このページについて
※本ページは、A. E. Waite 著『The Pictorial Key to the Tarot(Wikisource公開版)』(1910年・パブリックドメイン)を原典としています。
※掲載している英語原文およびカードイラストは、原典に収録されている内容をもとに掲載しています。原典および図版はいずれも著作権保護期間が満了したパブリックドメイン資料です。
※日本語訳・語句の補足・解説・カバラ生命の樹との対応などは、Google翻訳およびChatGPTを補助的に活用しながら、私が複数の公開資料を参考に内容を確認・整理し、理解しやすい表現で再構成したものです。そのため、表現や解釈には異なる見解が存在する場合があります。
※原典には「Divinatory Meanings(占い上の意味)」の中に「Reversed」の項目は記載されていますが、カードを逆向きに置く方法や、カードの向きによって意味が変化する仕組みについての体系的な説明は見られません。また、カードの色彩に固有の意味を与える体系的な説明も見られません。そのため、本サイトにおける「Reversed」の解説およびカバラ生命の樹との対応は、原典の記述を踏まえた私の考察・解釈であり、色彩による解釈は採用していません。
※より正確な内容を確認したい場合は、原典『The Pictorial Key to the Tarot』もあわせてご覧ください。
2026/6/16

